税務会計トピックス
2010年06月23日
摘要科目で相手先別に管理する
パソコン会計を導入するメリットの一つに、「勘定科目の内訳を簡単に管理できること」があります。例えば、売掛金、買掛金、売上高、仕入高を相手先別に把握したり、保険積立金や支払保険料を保険契約ごとに分けることが出来ます。
せっかくパソコン会計を導入するのなら、手間がかからない範囲で、なるべく細かく勘定科目の内訳を管理した方が、わかりやすくなります。
では、会計ソフトウェアにおいて、勘定科目の内訳をどのように管理するのでしょうか?
一般的には、補助科目を使いますが、EPSONの財務応援には、摘要科目もあります。似たような機能に見えますが、この摘要科目による摘要管理というのが、かなり使いやすくてお勧めなのです。
摘要科目のメリット
- 補助科目は摘要欄にも入力するので二度手間ですが、摘要科目は、摘要欄の入力を兼用できるので、手間が省けます。
- 補助科目は事前に登録しておかないと入力できませんが、摘要科目は、後から登録することが自由にできます。
- 補助科目は勘定科目ごとに登録するので手間がかかりますが、摘要科目は、一つの相手先をいろいろな勘定科目の摘要科目として登録できます。例えば、お得意先を、売掛金と売上高の両方で使う場合に、一つの登録ですみます。
補助科目のメリット
現金出納帳や預金出納帳(銀行帳)を補助科目ごとに入力できるのが、唯一のメリットです。だから、現金と預金がたくさんあって、どうしても勘定科目の数が足りない場合は、補助科目を使うことになります。
まとめ
ぜひ、EPSONの財務応援で、摘要科目を使ってみてください。間違いなく便利です。
- 長谷川 俊樹 -