kadomatsu新年、あけましておめでとうございます。

今年もよい年でありますように……とは申しません。この言葉は、どうも他力本願に感じてしまいます。どういう年にするのかは、自分次第ではないでしょうか。

不況の中の経営

さて、世の中の経済は、不況のようです。残念ながら。はやく景気が良くなることを願うだけでも仕方がないので、不況の中で、どのような経営をしていくべきかを、少し考えてみます。あくまでも、一般論としてです。

私が申し上げたいことは、いつも、この2点です。

  • 借金を減らす。
  • 本業重視。

要するに、不況のときには、新たな勝負に打って出るのではなく、守りを固める方が有効ではないでしょうか?

もし売上が減ってしまったときに、一番困るのは、残った借金です。撤退戦で一番の重荷になります。もともと借金というのは、攻めるときに借りるものだからです。

では、守りを固めるとはどういうことでしょうか? 守るべきものは、本業だと思います。たとえ売上が減っていても、です。売上が減ったから他で勝負をかけるというのは、博打のようなものです。

ただし、本業重視といっても、現状維持ではいけません。そのままでは、縮小してしまいます。ではどうするか?

打つべき手は、金より手間をかける投資だと思います。資金をかけずに時間をかける投資を模索するのです。本業の枠の中で。

資金を要する投資

まず、資金を必要とする投資の代表例をあげてみましょう。

  • オフィスを移転する。新規出店する。
    → さらに追加で、なにかと備品を買う費用もかかります。
  • 新たに人を雇う。
    → 今いる人員でまかなえないでしょうか?
  • いきなり立派なWebサイトを外注で作成する。
    →会社がどんなメッセージを発したいのかを、まずネット上で下書きしてみたらどうでしょう。

いくら以上だと、資金を要することになるでしょうか。会社規模や財政状態によって変わるで、一概には申せませんが、最も小さな会社の場合、100万円以上を目安に考えています。

時間をかける投資

以下のような投資は、資金はさほど要せず、時間と手間をかけることになるでしょう。

  • 研修を受ける。勉強する。
  • マニュアルを整備する。日常オペレーションを見直す。
  • パソコンを必要な人数分購入し、操作に習熟する。
  • とりあえず社長ブログを無料で開設して、ネットの知識を高める。

最後に

不況のときには、おとなしく力を蓄え、いざ好況になったら、その蓄えた力を発揮する。ということで、前向きに取り組めるのではないでしょうか。

それでは、さっそく仕事に取りかかります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

- 長谷川 俊樹 -